ひとりごと

MONSTER(怪物)という存在の影

前にも取り上げたけど、浦沢直樹/著「MONSTER」という漫画 (現在アニメ化放映中:こちらも世界観を裏切らないのでお勧め)がある。 物語は大変複雑なので、解説は略す。 ”ヨハン”の母がラスト間際に漏らす「本当の怪物は・・・・誰・・・」 これが今日のテ…

治療構造

精神療法や心理カウンセリングには、一つの絶対条件と言ってもよい前提がある。 治療構造。治療を行う場所・時間を、治療を行う場に限定するという原則である。 (治療対象の病態によってはこれにとらわれないものもあるが、それは専門的すぎるので略) これ…

恋の後には何が待っている?

思春期、なんて言葉はどうでもいい。 子どもの頃に、きっと誰でも遅かれ早かれ恋をしているんだと思う。 そして、いろんな恋を重ねていく。 ある人は失恋を繰り返し、ある人は早々に結婚してしまう。 ある人は別れを繰り返し、ある人は一生の夫婦として相手…

きな臭い平和

きな臭い平和・・・確か、「PATLABOR 2 The Movie」で、後藤喜一という昼行灯が言っていた言葉。 今日も平和な日常が始まる。きな臭い平和な日常が・・・ きな臭くても、戦争よりは、マシだと想える。 裏でどんな闇が蠢いているか分からない平和でも、平然と…

Renameあるいはrenまたはmv

またちょっとタイトルを変えた。 理由は至って簡単。もっと感覚的にしっくりさせたかったから。 Internetは、シンプルに言うと電子の流れを利用しているもの。 だから「電子空間」というネーミング候補が先にあったのだけど、電子は「素粒子」で構成されてい…

虚栄心

外装と性能(車・バイク) 地味さといざという時のドライブテクニック(ドライバー・ライダーの運転) 庶民受けとその質(もろもろなこと) 天動説と地動説(コペルニクスの評価の変遷) 具体的には言わないけど、今日のWebを眺めて、私にはある虚栄心が湧い…

私の原点

前回の日記で、私がE・フロムに影響を受けていると受け取られる事を書いたのだけど、本当のところ、影響どころじゃない。 私が「力動精神医学・精神分析学」の思考をするにあたっての根底思想になっている。 だからある意味、私は精神分析学派でいうと、「…

生きてるだけで心が痛む

ここのところ身の回りでいろんな事が起きているからかもしれないけど、生きてるだけで心が痛い。 私だけの事から知人友人の事、地域の事から国、世界情勢まで。想うのが辛い。 TVで報道される民放のJR列車事故の報道の仕方を街頭でウンザリしながら通りすが…

哀しき存在証明の欲動

日本のblog(Weblog)は、所詮「インターネット日記」と見なされているらしい。 確かに、私もそれに同意する。 私がこうしてここにこの文章をInputしているのも、突き詰めれば「日記」なのだから。 それも、紙媒体の、自分しか見る事のない、いや、永遠に自分…

もがきあがいて堂々巡り

気をつけていても陥るものがある。 「堂々巡り」(西洋風にはラビリンス・又はラビリントス-迷宮-<ギリシャ神話にも出てくる迷路)>) 特に、気持ちに余裕がない事さえ気がつけなくて、一つの事に集中して思念を巡らせている時に陥りやすい。 ノイローゼの…

なぜ生きているのか

私は、偶然受精したらしい。 母は数年間、実の父を別の人物と想っていたらしい。 混沌の出生。 両親に振り回されて、数回も転居した。拉致あり騙しあり。子どもの人権なんてお構いなしの手口。 おかげでかけがいのない幼友達や心許せる友達を突然なくした。 …