無秩序さに惹かれた人

おなじ東京新聞の記事で、すぐ下にあった記事。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/thatu/20050221/mng_____thatu___000.shtml
「写真家・中野さんが見た白昼夢の東京 真空の都会
 誰もいない銀座、車が一台も走っていない首都高速道路、SFのような風景−。そんな東京の不思議空間を撮り続けている写真家がいる・・・・」
私も小さい頃、人っ子一人いない、丸の内の様な完全な都市の中を歩いていた夢を見た事がある。
確かに、不思議な夢だった。その夢は、イメージを覚えている夢のひとつになっている。
けど、、、、
「「あまり整然としていない都市の方が写真的に面白い。陰があった方がいい作品になる。東京の建物は、個人個人の勝手な思いで建てられ、ゴチャゴチャしている。それこそが魅力なんです」と中野さんは強調する。」
そういう視点もあるかーーと唸ったけど、さっきの「墓」の記事には
都市計画法などに詳しい弁護士で法政大学教授の五十嵐敬喜氏は、背景に日本の貧困な都市政策を指摘するが、・・・」
と、「墓地の上にホテル」の解説があった。
「貧困な都市計画」ねぇ・・・
最後に、「墓」の記事のある文章を引用する。
「ヨーロッパでは都市公園や住宅地、商業地などの区分が明確だが、日本は基準があいまいで、規制がもともと緩い。さらに、営利優先の場当たり主義で骨抜きにされてきており、都市計画があるとは思えない」
まぁ、それが「スラム街」が日本にない遠因なのかもしれないけど・・・・
ヒートアイランドの凶源・汐留」論は去年の出来事だったなぁ・・・・