S.A.C.2nd GIG

TV第2作目(セカンドシーズンと洋風に言う人もいるらしい)。主に「GIG」と呼んでいる。
1作目のS.A.C.(スタンド・アローン・コンプレックス)を深めた、より深い作品と言えるのかもしれない。
一見「個別の11人」という「スタンド・アローン・コンプレックス」を執っているように見えた者達が、裏で仕組んでいる「黒幕」によって操られて、黒幕の強烈な病的自己愛の成就を目的としているという、現代社会の病理の一片を見せているのかもしれない(ストーリーコンセプトは押井守)。
その物語の中で行動するそれぞれの人物達のS.A.C.(スタンド・アローン・コンプレックス)。
それが、ハラハラさせてくれて、そして終幕は切ない想いがいくつも重なる。