「Web日記」と「Blog」は似て異なるもの

日本で言う「Web日記」と「Blog」は、当然だと思うけど、似て異なるものだと思う。
狭義の「Weblog/blog」を考えるなら、「個人で情報を取捨選択し、それに対してのオリジナルコメントをソース元も公開しながら付加して発信する」と理解している。
これは「ジャーナリスト」的作業だと思えるので、とても物事に関心を常に抱いていなければ、形さえ成り立たないと思うと、凄い作業だと感じる。
かたや、「Web日記」はどうか。
最近、ある少年時代にアメリカ生活を長くおくっていた方と話し込む機会があった。次第に時事ネタに移っていったのだけど、ふとその方が「こういう(社会への関心についての)話ができる相手って、なかなかいないね」と言われた。その話のとりあえずの結論は、大抵の人は楽しみを優先してそういう話を避けるのだろう(私は無意識的に軋轢が生まれるのを避けるためとも考えたけど)という事だった。
こういう国民性の方々が「blog」を始めようとしても、一部の方々を除いて(どのくらい「一部の方々」がいるのかも分からないですが)「西洋の情報発信形式に成りきれなくて、日記的要素にシフトしていく」のではないかという気がする。
そうすると、ある疑問が生まれる。
元々「Web日記」として書いていたものと、「blogを目的に始まったもの」との違いは何か?
正直いって、私には分かりません。だって、それだけの分析ができる情報を得ていないですし、分析さえ行っていませんから。