もがきあがいて堂々巡り

alphalook2005-04-24


気をつけていても陥るものがある。
「堂々巡り」(西洋風にはラビリンス・又はラビリントス-迷宮-<ギリシャ神話にも出てくる迷路)>)
特に、気持ちに余裕がない事さえ気がつけなくて、一つの事に集中して思念を巡らせている時に陥りやすい。
ノイローゼの根本原因の一つとも言えるかもしれない。
初歩的な心理カウンセリングは、これに陥っている事を本人自身が気がつくように見守って、別の視点を発見できるように促す…実は実生活の中で知らず知らずのうちにこれを行っている人達も多いのだけど…事も含まれる。
「それがどうした!」と、思わず小説・アニメ化の作品「銀河英雄伝説」のダスティン・アッテンボローが言いそうだが、そう言える人はいまのところ心配はなし。


色々なストレスに晒されていたので、私にできる賢明なただ一つの方法は、心の片隅で「客観的に私の思考と行動を眺める」だけであった。後は意識が経験をどのくらいフィードバックしてくれるか・・・にかかっていた。
これを一人でやるのは、実は大変な事なんじゃないかと白状する。自慢でもない。
これまでの失敗の経験からどれくらい学べているか、又はそれについての学問を血肉化しているか。
そして、「自己」と様々な臨床精神心理学者達が昔から今日まで述べている、「意識・無意識をひっくるめた自分」(=「魂(ソウル)」と言っても良いかもしれないし、かのジークムント・フロイトも、原著のドイツ語ではそれを意味する言葉を書いていたという)にかかっているのだろう。


さて、なんとか私も今日になってそれにやっと気づけたのだけど、これからどうしたものやら。
少なくとも、考える幅は囚われから放たれて、少しでも広がった。